聖痕のクェイサー


聖痕のクェイサー 1 (チャンピオンREDコミックス)

聖痕のクェイサー 1 (チャンピオンREDコミックス)

彼は聖乳を吸うことで特定元素を自在に操ることができる
聖痕のクェイサー第1巻より


聖乳…?
吸う…?


聖乳。すなわち乳。そして吸う。
「吸う」という表現を使っているということは牛乳とかではない。
なぜなら「牛乳」であれば「飲む」と表現されるはず。
つまりはあっちの乳。しかも吸う。


けしからん実にけしからん。
そんなのラルグラドでもやりませんよ!


しかし「乳を吸うって、どうせ哺乳瓶とかだろう?」と思っていたんですよ。
この作者達の良心に期待していたんですよ。


でも現実は甘くないんですよ。しっかり吸っているんですよ。
あっちの乳を、ポロリと出して直に吸っているわけですよ。
しかもそれだけでなく、各話ごとにばっちり乳が出ているわけですよ。
もう乳。乳しかない。この乳漫画め。
もうこの漫画なんて「スーパーバストインパクト――乳揺れの際に発生する振動で衝撃波を生み出す必殺技」とかやってればいいんですよ。
あ、もう前の漫画で実現済みですか。この乳漫画家コンビめ。


しかしまぁ、この漫画も一応乳だけではない……はずです。
二千年にわたる謎、元素を操る特殊能力による戦闘シーン、主人公のかっこよさなど、乳以外の見所もあります。


ヒロインがクラスメイトに苛められているときとかね。
その苛めているクラスメイトに対して「お前の言葉で俺の心は震えない…」などとコケにして、さりげなくヒロインを救ってあげたりするんですよ。
そして戦闘シーンとかでも、人質にとられていたぶられている女の子に対してね「その女の顔を汚すことは許さない!」とか怒り、さらにパワーアップしたりする王道的燃える展開を繰り広げたりするワケですよ。


でも、この主人公。
「その女の顔を汚すことは許さない!」とか「お前の言葉で俺の心は震えない…」だとかかっこいい台詞を言っているけど「コイツって乳吸ってるだよね」と考えると、かっこよさよりも先に、なんというか生暖かい気持ちが湧いてきます。


さらに言うなら「二千年にわたる謎」とか、戦闘シーンも乳を出すために行っているようなものなので、結局乳に戻ってくるわけですよ。
もうどうすればいいんだろうこの乳漫画。



とりあえず私が言えることはただ一つ。
ラルΩグラドなんて足元に寄せ付けもしないほどの乳漫画だということだけです。