レイトン教授と不思議な町



一応クリア済み。残る謎は10個ぐらいかな?
というところでレビュー。

このゲームはどういう点が素晴らしいのか?


私はよく「論理パズル」系の本を買ったりします。
しかし、そういう本のパズルの中には電車の中で解くには辛いものがあります。
例えば実際に図を書いてみないとわかり辛いものや、実際に図を書くものなどです。


そういうことがこのゲームであればタッチパネルとタッチペンを利用して簡単にできるようになっています。
そこが私にとっては最大の素晴らしい点でした。


またゲームバランスも素晴らしい。
5秒で解けるものから、30分ほど悩んで解けるといったものまで様々。


そして「ヒント」。
ヒントに関しては普通の本だととても難しいところです。


問題ページ内に書くか、でもそれだとヒント見ずに挑戦したい人にとっては迷惑になる。
では次のページに書く?ページが無駄だ。等。


しかし、このゲームであれば見たい時に見れる。
しかも今作ではただでいつでも見れるというわけではなく、ヒントコインというものを消費してヒントを見ることができるようになっている。もちろんヒントコインが無ければヒント無し。
これにより、ヒントを見ることにも緊張感が生まれ、良いゲームシステムになっている。


つまりは、「謎を解く」ということに対し、最大限サポートしてくれるシステムが素晴らしいということです。

このゲームのどこが不満なのか?


最大の不満はなんと言っても「タッチペンの感度」でしょう。


まずタッチペンの反応する範囲が異常に狭い。
そして押してもいないところを「押した」ということで認識したりする。


移動の際には画面上にある、靴マークをタッチしてから、矢印マークをタッチすることで移動するのだが、これが上記の点により非常にストレスの溜まるものになっている。よく矢印マークを外れてしまうのである。
さらに矢印マークを外すと、もう一度靴マークをタッチしてからと、さらにストレスが溜まることになる。


しかも、たまにタッチの感度が非常に良すぎるところがあったりするので困る。
そしてそれがまた、あまり感度が良くてもうれしくない場所であったりする。


例えば、レントンのバッグより見れる調査メモ。
タイトルをタッチして見たあと「もどる」をタッチすることになるのだけど、よく2重タッチになって「もどる」→「もどる」で一気にメニュー画面まで戻ってしまう。
これは「もどる」を同じ場所に配置したユーザインターフェイスの問題なのかもしれないが、この問題も含まれていると思う。


これら点がこのゲームで唯一の不満点。

このゲームを買って良いと思えたのか?


買ってよいと思えた。


謎は全部で135個、そして「レイトン教授と不思議な町」というストーリー、さらにはWi-Fiが使用できる環境限定ではあるが、謎がダウンロードできる点。
そして、価格は5000円程度。上記の点から十分に納得できる価格です。
たしかに不満点はありましたが、それを補うだけの力が本編にあったと思います。
パズルが好きな方には是非ご購入をお勧めします。


あと、アニメーションムービーもDSであるというのに、かなりの頑張っています。
このムービーだけでもマジック大全1本分ぐらいの価値はあると思います。