ブレイブストーリー


見てきました。
以下、ネタバレ有








全体的な感想だけ書くと、「微妙」となります。
「これは!」というシーンもあったし、「フーン」というシーンもあった。
これだけだと普通のように思えるけど、やはり原作小説のあの丁寧な描写を読んだ後だと、物足りなく感じる。


なので、恐らく原作知らない人にはおもしろいと感じるだろうと思う。
でも原作を読んだ人だと物足りなく感じる。


つまり、この作品は、「原作→映画」と入るより、「映画→原作」と入るのが良いと思います。
自分みたいに映画公開直前になって原作読んで臨むと後悔することになります。


そういう映画でした。


ちなみに、一番物足りないと感じたのは、やはり冒頭の現実のシーン。
ブレイブストーリーは幻界がメインに思われるかもしれないけど、現実のシーンが無くてはきっとつまらないものになっていたと思う。
それ程の重要シーン。


なぜなら、あの現実での出来事がワタルを突き動かす原動力の根拠となる所。
どんなに酷い目にあっても立ち上がるため「理由」を読者に提示していた所。


なので、もっと尺を取っても良かったと思う。
おかげでワタルが完全にただの現実逃避をしている少年にしか見えず、終始一歩引いた位置から見ることになり、映画にのめり込めず素直に楽しめなかった。


しかし、その点と主題歌を除けば、2時間という短い中で上手くまとめていて、良かったと思います。







主題歌はアレですよね。
もう、劇中で流れたときは帰ろうかと思った。
それぐらい微妙。というよりヤバイ。