仮面ライダー響鬼 〜明日への指針〜
この本は、テレビ版のストーリーをなぞる内容になっています。
掲載されているのは第六話「叩く魂」までです。
あと、小説オリジナルとして、響鬼さんが音撃棒「烈火」を折ってしまった、対「オオニュウドウ」戦と、第六話と第七話の間にあったと思われる、明日夢君の受験日の話が書かれていました。
この本の特徴とは?
テレビ版の劇中では、わかり辛かった心理描写等が補強されています。
全体的にアクション部分は大人し目になっていて、第三、四話の対「ヤマビコ」戦なんかは、戦闘描写が一切ない程です。
これに*1対しては正解だなぁ、と感じました。
この作品の戦闘は「音」が楽しむ上で重要な要素なので、小説だと戦闘シーンが物足りなく感じるのです。
この本で気になったこと
現在リアルタイムで見ている人には、(・∀・)ニヤニヤ*2できるセリフや名前がちらほらと出てます。
それに猛士の内部設定なんかも出てて、これまた(・∀・)ニヤニヤできます。
次に威吹鬼さんと香須実さん。
テレビ版を見た感じでは威吹鬼さんの片思いのように思ってたのですが、意外に香須実さんも威吹鬼さんのこと好きなんでしょうかね。
あとはイラストが気にかかりました。
私の中では、響鬼さん=細川さんのビジュアルなので、こうデフォルメ過多なイラストになると、どうにも感情移入しにくいです。
別にイラストの人が嫌いなわけでも、下手なわけでもないのですが、イラストの作風が実写を元にするこの作品に合ってなかったということです*3。
そういうことから、普段テレビで「響鬼」を見ている人はちょっと違和感を感じると思います。
逆に、「響鬼」を見たことない人だと素直に見れるのかな?
そういうところからすると、「響鬼入門書?」としてはいいんじゃなかな、とか思ったり。
この本で初めて知った事
響鬼さんがいつも移動使っている車、アレ「不知火」っていう名前なんですね。
普通に知らなかったどすえ。
あと、音撃棒の材料。
どうやら屋久杉でなくてはいけないということはないらしいですね。