ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド


ゲーム自体の感想。
「今更」だねぇ。



出来としては、ジョジョとしてみると100点。
ゲームとしてみると30点といったところ。

ジョジョとしては素晴らしい


キャラクターのモデリングは見ての通り、キャラの声も合っているし、ところどころに仕込まれたネタ等も素晴らしい。
ネタの例としては、皆ががっかりした「何をするんだぁ――っ!」も、2周目からは単行本どおり「「何をするだぁ――っ!」に変わっていたり*1、ディオ逮捕のためにジョースター邸に来た警官のチャージ攻撃が、ミスタの帽子から弾を落としてのリロード&射撃風味だったり等など。
ジョジョ好きにとってネタを楽しむであれば最高のゲームですよ。


しかも、予約特典のスペシャルディスク。
荒木先生のインタビュー動画という、特典というにはあまりにも豪華な内容。
正直なところ、「ジョジョとして素晴らしい」のほとんどはこのディスクにかかっていると言っても過言ではありません。

しかしながらゲームとしては


戦闘。アレはダメダメですよ。とにかくワンパターンなんですよ。
全ステージチャージLv3連発で勝てるという簡単さ。
逆に使わないとキツイすぎるというか、クリアできねーYO!というステージもあったりして、バランスがおかしすぎる。


ポージング。売りであるはずのポージングは毎回同じポーズに同じ台詞。
しかもこのポージングも主要な一部キャラだけで、脇役キャラは使えなかったり。
付加効果は無くても良いのでポージング+台詞だけでもつけて欲しかった。


あとは戦闘前のあの紙芝居。
せっかく3Dだというのに、良いモデルだというのにアレは無い。
範囲を限定してくれても良いので、3D実際に動かしてやって欲しかった。


つまりは


このゲームの本体は予約特典のスペシャルディスクにあるということですよ。
予約特典のスペシャルディスクが手に入れられなかった時点でこのゲームの価値は半分以下です。
ジョジョ好きの方でも、「予約特典のスペシャルディスク」が手に入らなかった場合は安くなってからが良いかと思います。
たぶんもうちょっとすれば半額になってそうですし。

*1:テキストだけでなく声までも変わっている