ワンダと巨像

ということで久々レビュー。
ファミ通程甘くないよ!


以下、特にネタバレはありません。



タイトル:ワンダと巨像
発売元:Sony Computer Entertalment Inc.
対応機種:プレイステーション2
ジャンル:アクションアドベンチャー
希望小売価格:6,800円(税込7,140円)
CERO:12歳以上対象
公式HP:http://www.playstation.jp/scej/title/wander/


あらすじ・操作・システム等は公式HPを参照。

良い点

グラフィックは綺麗だし、サウンドも必要最低限、ボス戦に流れる音楽も雰囲気に合った雄大さを感じられ好感触。


ホント、せこいね!
何せ必要最低限しか無いのに、それら全てが世界観に合っているのだからケチなんてつけられるはずがない。


そして、ゲーム内容。
アクションゲームとしてはモンスターハンターよりもおもしろい。


モンスターハンターで夢見た「敵の背中に乗って攻撃」や「飛んで突撃してくる敵にしがみ付く」とか、とにかくアクションとして物凄く憧れるものばかりでたまらない!


あと、倒した時のどこか寂しく感じる演出も良いです。
普通ならこういう時は感激するものなんですけどね。不思議です。

悪い点

では悪い点。


まず、カメラ。
モンハンといい、こういうアクションゲームの宿命なんでしょうかねぇ。


具体的には、カメラを動かすと勝手に通常視点に戻ってくる所です。
「このカメラの向きが良いんだ!」と思ってもボタンを離すとすぐに戻ってきやがります。
想像以上にムカつきます。


次、自由度の高い「巨像探索パート」と、自由度の低い「巨像討伐モード」。


巨像探索パートは非常に自由度が高いです、というか自由通り越して拷問に近いです。
何せ全く知らない世界でどこにでもありそうな情景をヒントに探さなければならないのですから。
まぁ、頻繁に剣をかかげていれば結構簡単に見つかったりしますので、それ程でもないかもしれませんけど。


で、問題は巨像討伐時。
このゲームのメインなんですけど、とにかく自由度が低い。
やれることは多いのですが、倒すための方法は1個しかないというのがなんとも。


弱点まで定められた方法で移動し、弱点にしがみ付いて剣で刺す、という行動の繰り返し。
最初や空中戦なんかは迫力があって楽しいのですが、後半に入ってくるとやや苦痛になってきます。
この辺あんまり考えてなかったのだろうか?


そして最後、難易度。
これはまぁ、マイナスする程のことでもないと思うけど一言だけ。
このゲームの難易度は「初心者?何ソレ?」ってレベルなので、初心者は買わないほうがいいです。

総括

総合的に見ると、40点満点*1だと28点ぐらいの出来。
20点ぐらいが音と映像。残りの8点がゲーム内容、という内訳です。


メインゲームの部分が思った以上に「もたない」ゲームだったのが問題だったと思います。